基本操作5:レコーディングモード1:四角形の移動

本ページでは、アニメーション制作の基本となる「レコーディングモード」について説明します。

WebAnimator Plus の「オンラインマニュアル」をご覧いただいていない場合、以下の手順をお読みいただく前にぜひご一読ください。

WebAnimator Plus オンラインマニュアル

レコーディングモードとは?

これまで、以下のチュートリアルでは「手動モード」でのアニメーション制作手順を説明してきました。

これらのチュートリアルでは、基本的に「変化させたいプロパティをタイムラインに追加」し、「各プロパティに対してキーフレームを追加」することでアニメーションを制作しました。

WebAnimatorでは、このようなアニメーション制作方法を「手動モード」と呼んでいますが、これに対して「レコーディングモード」と呼ばれる制作方法もあります。

レコーディングモードを使用すれば、タイムラインへのプロパティ追加やキーフレームの作成を自動化することができます。

手動モード、レコーディングモードについての詳細は、オンラインヘルプ – アニメーションの追加をご覧ください。

四角形を移動させる

では、実際にレコーディングモードを使用して四角形を移動させるサンプルを作ってみましょう。

今回、以下のアニメーションを制作します。

0秒から2秒まで:四角形を左上から右上に移動
2秒から4秒まで:四角形を右上から右下に移動
4秒から6秒まで:四角形を右下から左下に移動
6秒から8秒まで:四角形を左下から左上に移動

以下にこのアニメーションの制作手順を動画と文章で掲載しますのでご覧ください。

四角形オブジェクトを追加する

四角形オブジェクトをステージに追加します。

オブジェクトパレットから四角形アイコンをステージにドラッグ&ドロップし、ステージ左上に配置します。

四角形オブジェクトをステージに追加

レコーディングモード開始

画面右下の「レコーディング」ボタンをクリックし、レコーディングモードを開始します。

レコーディングモードを開始するとステージの周囲に赤の枠が表示されます。

レコーディングモード開始

0秒から2秒まで:四角形を左上から右上に移動

タイムラインのカーソルを 2s(2秒)の位置に移動させ、そのあとで四角形をステージ右上にドラッグします。

タイムラインの「左」と「上」の行(プロパティ)にキーフレームが自動的に追加されます。

四角形を右上にドラッグ&ドロップ

レコーディングモードでは、変化したプロパティ行に自動的にキーフレームが追加されます。これまでのチュートリアルのように、手動でキーフレームを追加する必要はありません。

2秒から4秒まで:四角形を右上から右下に移動

タイムラインのカーソルを 4s(4秒)の位置に移動させ、そのあとで四角形をステージ右下にドラッグします。

タイムラインの「左」と「上」の行(プロパティ)にキーフレームが自動的に追加されます。

四角形を右下にドラッグ&ドロップ

4秒から6秒まで:四角形を右下から左下に移動

タイムラインのカーソルを 6s(6秒)の位置に移動させ、そのあとで四角形をステージ左下にドラッグします。

タイムラインの「左」と「上」の行(プロパティ)にキーフレームが自動的に追加されます。

四角形を左下にドラッグ&ドロップ

6秒から8秒まで:四角形を左下から左上に移動

タイムラインのカーソルを 8s(8秒)の位置に移動させ、そのあとで四角形をステージ左上にドラッグします。

タイムラインの「左」と「上」の行(プロパティ)にキーフレームが自動的に追加されます。

四角形を左上にドラッグ&ドロップ

レコーディングモード終了

画面右下の「レコーディング」ボタンをクリックし、レコーディングモードを終了します。

レコーディングモードを終了するとステージ周囲の赤枠が消えます。

レコーディングモード終了

以上で、四角形がステージ左上→右上→右下→左下→左上と移動するアニメーションとなりました。

レコーディングモードでは、手動での制作のようにキーフレームを都度追加する必要がないため、手動モードより簡単にアニメーションを制作することができます。